001地震から、何だか家の中を整理している。
何かあったら、わかりやすいように、なんて事を考えたりして・・・

本箱を整理していて懐かしいものを見つけた。
その昔、父が、戦争体験記みたいなものを書いていた。何かを残し、伝えたかったのかも。
このエベの自叙伝もそう、当時私が小学6年から飼っていた犬の、「エベ」の目をとおして描いた、家族の様子を書いたものである。

その頃、「ドン松五郎の日記」が出て、悔しそうに、「お父さんの方が、先に書いたのに」と言っていた。
書き終えて、何年かして父が亡くなり、その頃、母が製本会社にパートで勤めていたので、思い出にこの本を作ったのである。
家族で数冊あるだけの本。

私の子供時代のことが書かれてあり、2匹の犬、エベとジョニーが登場するので、娘が面白がって読んでいる。

会ったことのない祖父が、母親達のことを書いてある本を読めるのも、幸せなことかもしれない。